う?ん、さすが!!
いや?、見たい見たいと思ってたけどやっと見れた。この2話とTV版の「なつ」と「つき」を合わせて一本の映画にしてほしいね。テーマを神奈備命と八百比丘尼母娘の翼人につきまとう穢れと呪いにしぼって、運命と権力に翻弄される翼人母娘と、そこにめぐり合ったがゆえに翼人たちを救われない輪廻から救い出そうと心に決めた柳也と裏葉のドラマを中心にしたらさぞ名作になるだろうに。この4話はバラバラで、翼人の細かい設定やそれを取り巻く政治の思惑なんかがにおわされるだけで分からない。服装や小物、調度や立ち居振る舞い、習慣、それにセリフ回しなんかはこんな作品には珍しくかなり厳密に考証してある。「少年陰陽師」なんかと比べてみるといい。伏線は十分張ってあるし、まだまだ作りこむ余地があるはずだよ。ただの「AIR」の一部としてでなく、いち歴史作品として売り出しても一流の作品になるよ、必ず。
ボク的には本編よりこの平安編のほうがはるかに好きなんだよねぇ。物語としての密度がこゆい。それになんといってもキャラ立ちがいい。キャラ的に言ったら、これは思いっきり萌えアニメなんだけどそれが物語の重厚さを壊していないのがこの作品のすごいことだよ。ツンデレドジっ娘の神奈、「あらあらまあまあ」の裏葉、へたすりゃ時代設定とぶつかっちゃってしらけせるかもしれないところ、見事に神奈はそのキャラが健気さに見え、裏葉は泰然とした知性を表すことができている。いつか壊れることはうすうす感じながらそれでも、一時一時を大切に生きようとするうたかたの“擬似家族”。この切なさは、SUMMER編のしあわせな道行と所々で出会う破綻の予感。それにメタファーとしてちりばめられた自然の中にある小さな命の誕生と死という、ナイスな演出でよく引き出されている。これをこのまままとめないで終わらせるのはおしい、おしすぎる。
旅の中で意味を見つめる。
千年前の時代にタイムスリップ。 夏の雰囲気と、貧しく、無秩序な世界がいいですね。 中継ぎではあるものの、それにミソつけたようなものではない、そんな出来になっています。 そしてこの特別篇なりの締めがここで解決されます。
単なる「繋ぎ」の話じゃない
この特別編は、本編で語られなかった3人の旅の模様が描かれています。 本編で言う8話の中に含まれているストーリーですが、だからと言ってただの「繋ぎ」ではありません。第8話を見終わってから見るのと、本編を全て見終わってからこれを見るのとではきっと差が出てきます。 神奈、柳也、裏葉の楽しそうな旅の先に何が待っているのかを知り、またその後の展開を知っていれば尚特別編が素晴らしい物に感じられると思います。 特に後編の最後のシーンなど、「あの台詞」が聴けたりして感無量でした。 まぁそんなこといいつつやっぱオススメの理由として。 神奈は反則的に可愛いです。 実は本編ではそこまで好きではなかったんですが、特別編を見て一気に好きになりました。(笑 原作を知っていればあの名シーン(?)が映像で蘇っているのは嬉しい。 もちろん原作を知らなくても、AIRの物語さえ知っていれば絶対楽しめます。 限定版も良いですが、通常版のイラストもとても可愛くて良いなぁと思います。 どっちも買いたくなっちゃいますね。(笑
あやうく萌え死ぬところでした。
BS-iで放映されたTVアニメ「AIR」の特別編。 TVシリーズ放映時は、1クールという尺の都合上「SUMMER編」と呼ばれる千年前のエピソードに2話しか充当できなかったものを、オミットされたコミカルなシーンを中心に、新たに前・後編で映像化したものです。 このソフトを買う人は、既に原作ゲームやTV版を体験しているファンの方が中心だと思うので、詳しいストーリーや人物紹介は省きますね。 この「AIR in SUMMER」は、極限すれば「神奈に萌えるためのアニメ」と言ってしまっても良いと思います。 作画や美術の素晴らしさ、ツボを押さえた脚本・演出、芸達者な声優陣、すべてのベクトルが「いかに神奈を可愛く描くか」に向いていると見ました。 その目論みは見事に成功しており、もう見ていると脳から変な快感物質がドバドバと出て、「ああもう!俺もあのTV画面の中に入って神奈の頭をナデナデしたい!」と叫び出したくなります。 その理由として、まず神奈というキャラクターの秀逸性があります。 高貴な存在として育てられたが故のプライドと、女帝のような偉そうな口調。その割りに世間知らずだったり、すぐに感情的になる子供っぽさ。この両者のギャップがもたらす萌えの強烈さは、近頃はやりの「ツンデレ」を10倍増しにしたような破壊力があります。 また、そういう性格描写を可能にしている、西村ちなみの演技も見逃せません。「主人の着替えを覗くとは不忠の極みぞ!」などという古風な言い回しを、怒りと恥じらいの感情をおりまぜながら、なおかつ子供っぽく演じるというのは並大抵の力量ではありません。 総評。アニメとしてのクオリティや、萌えについては完璧。 ストーリーは、ラストがやや物足りなく思えるのですが、これはつまり、本作はあくまでTV版8話と9話の間のエピソードということなのでしょう。
ポニーキャニオン
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